九谷焼の残土を使った器 Une(ユンヌ)(石川県小松市)

約70年、3代にわたり九谷焼の粘土作りを担ってきた谷口製土所さんが、「粘土を作る際に不純物として除かれる、残土を使い切れないか?」と考えて作ったシリーズです。九谷焼は花坂陶石と呼ばれる厳選された原料を使いますが、粘土づくりの工程でどうしても捨てる部分がでてきてしまいます。その残土を余すことなく生かしたいという想いで、生成りの釉薬として使い、あえて九谷焼の鮮やかな絵付けは施さず、絹のような上質な器に仕上げました。