【金継師】カケ、ヒビを繕い、あたらしい器に。

2016.01.03

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大切な器がかけたり、ヒビが入ってしまったとき、
服や靴のようにお直しができたら、
永く使い続けることができますよね。

そこで器のお直しの相談先として
「金継ぎクロフ舎」さんをご紹介させていただきます。

金継ぎは修理をすると同時に
金継師の感性と技によって
あたらしい器として生まれ変わらせるお仕事です。

金継ぎを創作としておこなう芸術家の方もいらっしゃいますが、
クロフ舎の黒沢利絵さんは、
どちらかというと、「日々の器のお直し」に重点を置かれている方で、
きっと素敵に生まれ変わらせていただけることと思います。

私、店主の松永もこれまで金継についてほぼ知識がなく、
なんとなく、伊万里焼や九谷焼など
豪華絢爛な絵付けがされた器を繕うイメージを持っていたのですが、

じつは無地の磁器の器や
粉引きなど柔らかな器も
とても素敵にお直しすることができます。

実際にどんな風に生まれ変わるのか、
実物を見ていただくのが一番だと思ったので
昨年の秋に、いくつかお直しを依頼してみました。
カケのある器となると自宅だけでは足りず、実家からも総動員。

こんな器を依頼しています。(一部)
どれも思い入れのあるものばかり。

meshiwan01二階堂 明弘さんの飯碗です。薄さや深さもちょうどよく毎日使っていたのですが、薄いだけにチップと呼ばれる小さなカケができてしまいました。

meshiwan03結婚してからずっと愛用している松本伴宏さんの飯碗。こちらも口縁のことろにチップが。釉薬の下の信楽の土が見えていますね。

urushi主人の祖母の家を整理したときに見つけたということで、母が4つセットで送ってくれた漆の汁椀。おばあちゃんの趣味の良さを感じられずにはいられません。

kobachiこちらも主人の母からの預かりもの。母は粉引きの器が好きでたくさん持っているうちのひとつ。中村恵子さんのうつわも愛用してくれています。

どんな風に仕上がっていくのか、
少しずつ紹介していきたいと思っています。
たのしみにしていてくださいね。

金継のご相談はクロフ舎さんのHPからお気軽にどうぞ。
kintugi
 
 

金継ぎ クロフ舎黒沢利絵
雑誌の編集・ライターをしながら、漆芸家・柴田克哉氏に師事し、金継ぎ・漆器の修理を学ぶ。2015年にクロフ舎をスタート。現在は塗りもののお直しの修行中。 クロフ舎公式HP

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