やまばれ陶房 「珊瑚色の器を差し色に。」

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沖縄県石垣島の川平エリア。珊瑚礁の海は思わず息をのむ美しさ。目下には海が広がり、空は大きく、あたたかな風が吹き抜けます。この絶景の工房で、島の粘土から生地を作り、川底の粘土や植物から釉薬を精製。鮮やかなブルーのカップは、コーラルブルーやリーフエッジなど海にまつわる名前を持っています。形状や色もひとつひとつ違いがあり、波や光のゆらぎのような自由な個性をもつ器たち。テーブルに並べるたびに、南国の風が吹き抜けるような清々しい器です。

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海辺の工房を訪問。日本百景のひとつ川平湾を北上して。

青い海が次々と目に飛び込んでくる海岸線ルート。 市街地から車で40分ほど、日本百景ひとつでもある川平湾に目を奪われ、さらに北上すると白い建物の前に小さな看板が見えてきます。石垣市川平エリア「やまばれ」と呼ばれる村にある「やまばれ陶房」です。

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目下には海!絶景の工房で作陶する、夫婦の石垣島生活。

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看板の案内通り、右側にある階段を降りると…目下には海!神野さんは、絶景の地に工房を作り、窯を作り、2006年頃にご夫婦で東京から移住されたそうです。室内の一番海が見える場所にろくろを置き、芝生の上にはテラスもあります。お伺いしたこの日は梅雨シーズンにも関わらず、真夏のようなお天気。ご主人は石垣島の観光名所である灯台で、アイスクリーム屋さんをされているとのことでした。

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島の粘土や植物の灰を用いて、ろくろで作る器。

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ちょうど窯開けの日に訪問したので、焼き上がったばかりの器をテラスに並べて、見せていただきました。ここで石垣の粘土から作った生地を乾かし、島の植物の灰や川底の粘土を使って釉薬を製造。焼き上がった器には、珊瑚の海のグラデーションのようにさまざまな色があり、リーフエッジやコーラルブルーなど海にちなんだ色名がつけられています。

珊瑚の海の色の器で、食卓を彩りましょう。

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一目で南国の島に心を連れ去ってくれる、鮮やかなブルー。ひとつひとつろくろを挽いて作られた器はすべて1点ものです。ずらりと並べられた器の中から数点を選び、その場で高台を削って仕上げていただきました。石垣島生まれの鮮やかな器で、食卓を彩ってみませんか。

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