手仕事の現場 ラディッシュ by 4th-market

4th-marketさんから届いた、窯元の器作りのレポートが大変おもしろかったので、みなさんにも紹介します!「たたら作り」とは、どのようなものなのか。大人気のラディッシュが誕生するまでの、手仕事のレポートです。


板状の土を作るところからはじまる、手仕事の「たたら作り」。

たたら作りとは、石膏型に板状にした土を当て成形していく方法です。 個人作家ではなく、窯元で行うとこと自体今では珍しのですが、 たたら(板状の土)を作るところだけは、機械を使用しているというところもあり、 すべて完全な手作業で行っているところは大変めずらしいのです。

【たたらを作る】
土のかたまりを練り、板に叩き付け空気を抜き、サイズを調えながら形にします。

「たたら板」と呼ばれる細長い木の板を土の両側に重ねて当て、 針金を這わせながら均一の厚みにカット。板を1枚外し、またカット。これを繰り返します。





熟練の技が求められる「成形」。

とんとんと優しくたたきながら、型に添わせ、しわを気にしながら、厚みも均一に…。 たたらを型に当てて成形します。フォルムを調えながら余分な土を削ぎ、親指の付け根や指先で調えます。

実際にやってみると非常に難しいことがわかりました。 叩く力加減、しわの修正、削ぎ…。 削ぐのには目安がありませんので、削ぎ過ぎてもいけませんし、削ぎ足りないと野暮ったいフォルムで厚みも残ります。




1人の職人が1日作業しても30個ほど。

完成したものにエアーをかけ、型からはずし、以後は触れないよう、気をつけながら並べます。 ようやく1つ完成。他の成形方法では生み出せない、手作りの風合いは職人の技で支えられています。 1人の職人が1日作業しても30個ほどが限度ということ。





手仕事の跡をのこした器が完成!

人気のあるシリーズなので、入荷待ちになってしまうこともよくあるのですが、そういったものづくりの現場を知ると納得。手作りのいびつなフォルムと、優しい釉の色合い、オーブンで使えるラディッシュシリーズ。 ひとつひとつの器にのこる手仕事の跡をたのしんでくださいね!


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